なんちゃって音楽研究所

80年代音楽を中心になんちゃって考察をするブログ

私の松田聖子論 各論「SQUALL」7

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 みなさん どうもすいません。Ramoonでございます。

今夜も失礼します。

 

1  SQUALL

(7)クールギャング

作詞:三浦徳子 作曲:小田裕一郎 編曲:松井忠重

 

ホーッ。こんな感じできましたか。アダルティですねー。シャッフル。

曲は当時の日本のリスナーが聴きやすいように歌謡曲仕上げになっていますが、よく聴くとベースのスラップなどが入っていて、演奏も楽しく聴くことができます。

 

この曲をきいてパッと頭に浮かんだのが、ドナルド・フェイゲンの「Ruby Baby」。

でも、アルバム「ナイトフライ」が発売されたのが1982年。そーか、「Ruby Baby」の方が後発じゃん。思い違いだな、これは。と、ブログをサーフィンしていたら、おおっ!この曲を聴いてスティーリー・ダンを感じてしまう、という方がいるではないか!そうか、そっちなのね。ならば、辻褄が合うではないか!ありがとう、スッキリ!

 

この曲を当時の聖子さんはどう受け止めてたのでしょうね。たぶん素直に全力でぶつかっていったのでしょう。例えば、現代のように簡単にYouTubeで世界中の音楽にアクセスできるわけではありません。身近にバンドするような友人もいなかったでしょうし。エレキギターをやってるだけで不良扱いでしたからね、当時は(笑)

 

多くのジャンルを聴きまくってわかるような曲だと思うんですよ、この曲は。だから、歌謡曲とジャズAORをミクスチャーしようとスタッフは考えていたのでしょう。

 

「Don't make me blue」と始まります。「憂鬱な気分にさせないでよ」ってところですか。いいですね。チャーミングな聖子さんが大人を気取って歌うとそのミスマッチングさにファンはクラッとしたでしょうね。アイドルとはもともと「偶像」という意味らしいのですが、そういった意味ではファンのために作り上げられたものといえるのかもしれません。

 

「Don't make me blue なんとか言って」の「言って」の甘えたような歌い方がGoodです。そしてギターソロへ。ここでまたスティーリー・ダンの曲に出てきそうなギターが聴けます。

 

おそらく多くの人が「青い珊瑚礁」の大ヒットによってこのアルバムを聴くことになったと思うのですが、こんな玄人好みの曲が入っているなんて思ってもみなかったでしょう。当時は、さだまさしさんや松山千春さんなどのフォークソングオフコースやチューリップなどのニューミュージック全盛の時代です。そこへアイドルのアルバムでスティーリー・ダンの香りがする曲を入れてくるんですからね。感服いたします。

 

「Don't make me blue」と連呼した後、ベースがかっこいいフレーズを入れ、ルカサー風なギターでフェードアウトしていきます。

 

 

ということで、今回の考察は以上となります。

 

いかがでしたか。なるべくみなさんが退屈しないように書いてるんですが(;^_^A

 

また、お越しください。お待ちしています。

 

では、また

 

See You