私の松田聖子論 各論「Pineapple」5
ずいぶんとお休みしてしまいました。
いつ以来なんだ・・・。
毎日、一生懸命生きてるんですけどね。気が付くとずいぶん時が経ってる(´;ω;`)ウゥゥ
筒美京平さんが亡くなったと。80年代の音楽はこの方を抜きにしては語れません。しかしながら、聖子ちゃんには提供してないんですよね。これがまた、聖子ちゃんずスタッフの意地だったのかもしれませんね・・・。
では、今夜もお付き合いくださいね。
3 Pineapple
さて、5曲目は9枚目のシングルになっている「渚のバルコニー」。
この曲は聖子ちゃんの曲の中でも、ど真ん中のストレート。純粋なきれいな直球です。
夏の曲でも「天国のキッス」などは大リーグボール1号と思えるような球種もあります。(萌え萌えの衣装着て、作られた「松田聖子」を演じてるからね)
短いイントロからいきなりサビのフレーズ。透明感のあるコーラスに夏を感じます。
そして、張りのあるきれいな聖子ちゃんの歌声。R&Bを歌う「私は歌がうまいのよ」みたいなオーラを出すミュージシャンとは違う、控えめながらしっかりと主役を演じる聖子ちゃんがいます。
「渚のバルコニーで待ってて ラベンダーの夜明けの海が見たいの そして秘密・・・」このフレーズだけでこの曲の世界へリスナーを引っ張り込む。作詞者、作曲者、編曲者。いい仕事されてますねー。聖子ちゃんが見事にコントロールしています。
そして、この透明感を醸し出しているのが松原正樹さんのギターですよね。多くのレコーディングに参加されている方です。たしか数年前に亡くなられたと記憶しています。松原さんといえば、松山千春さんの「長い夜」が一番に思い浮かびます。とてもクリアな不純物のないサウンドだなーって思っていました。調べてみると、キャンディーズの「微笑がえし」も弾かれていたんですね。ほんとに、日本のミュージックシーンを支えてきた方です。
曲はアイドルの王道って感じですね。テーマから入り、Aメロでドン、ドドン、ドン、ドドンのファンが手拍子入れやすいリズム。もう、テレビ番組ではどハマりの曲。なんの文句もありません。あの、80年代の瑞々しい夏の記憶が蘇ってくるではありませんか。
歌詞ですが、ラベンダー色の夜明けの海が見たい。夜明けだから朝日で赤みがかるよね?ラベンダーって何色だっけ?調べてみると・・・。ほう、青みの紫とな。確かに夜明けの海がこの色だと雰囲気あるなあ。そしてシソ科なのね、ラベンダーって。
でもこの歌詞の世界感いいなあ。右手に缶コーラ持って左手にはサンダル。そう、ビンではないのよ。昔はビンだったのよー、諸君。「おばちゃん、コーラちょうだい」言うて栓抜きで栓を抜きますねん。そこは何でも売ってたなあ。卵はパックにも入ってなくて、紙袋に入れてくれる。パンは何枚切りかいうたらその場で切ってくれて。駄菓子もあって、日用品もあって。懐かしいなあ。
おっと、缶コーラから思い切り逸脱してもうた!いかんいかん。
もとい。
そんな、彼女を波打ち際でジーンズを濡らして遊ぶ彼が、「こっち来いよ!」って言うんだって!きゃーっ。ってなるわな(笑)
そしてやがて朝が霧のヴェールで二人を包み込むらしい。ほう、なるほど。18禁の霧ですかな?
あと、ここ。
砂の浮いた道路は 夏に続いてる
砂の浮いた道路か・・・。目に浮かぶよな。そして夏に続いてると。
おー!遠き青春よ!わが手に戻ってきておくんなましー(´;ω;`)ウゥゥ
この曲は間違いなく、聖子さんの第一次内閣のピークの曲であると確信いたします。
日本国で言えば東西の分かれ目、そう、名古屋でございます!
渚のバルコニーは名古屋なのであります!
すいません、少しふざけてしまいました。
ホントに、このアルバム大好きなんですよねー。
それでは今夜は以上で。
また、お会いしましょう。
See You!