なんちゃって音楽研究所

80年代音楽を中心になんちゃって考察をするブログ

私の松田聖子論 各論「Pineapple」9

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こんばんはRamoonです。

寒くなってきましたね。やっと、というか・・・。

そして、夏のアルバムの考察してる自分は世界とずれてるような・・・。

ま、いいか。

 

今夜もお届けしますよん。

では、どうぞ。


  

3  Pineapple

⑨水色の朝

 作詞:松本隆 作曲:財津和夫 編曲:大村雅朗

 

さあ、9曲目「水色の朝」。アルバムが発売された当時の私にはそんなに印象に残る曲ではなかったんです。それが、15年ほど前に聴いたときやっとこの曲の良さがわかりまして・・・。いやー、良さがわかるのには時間がかかるものですよ(いいわけですな(;^_^A )

 

では、最初から聴いてみようー

 

そう、美しいアカペラから始まるのですよ。これ、”水色の朝”でしょ。もう、これでそんな感じしますもんね。そして、ガットギターがバックで鳴ってるし、ベースは気持ちよく動いてる(ロードスターのマニュアルシフトノブをコキン、コキンと入れるように気持ちいい!乗ったことないけど(笑))。

 

そして聖子ちゃんのやさしい歌い方よ!じゃあ、歌詞を見てみよう。

 

水色の朝に包まれ 目覚めれば鳥の声

あなたに逢いたい 夢の続きで

 

なるほど、何気ない日常の朝。目が覚めると鳥が鳴いとるのね。チュンチュン、と。夢で好きな彼の夢を見てたんですな。そう、「なんで目が覚めるのよー。えーい、もっかい目をつむったら寝れるんちゃうかー。」いうてね。

 

カトレアの花のつぼみが ほころんでゆくように

私の心も色づいてゆく

 

しかし、聖子ちゃんの歌詞を考察すると花がよく出てくるわー。勉強なるわーん。カトレア?知らんがなー。なになに?おっ、めちゃかわいい花やん。ラン科なのね。紫のカトレアの花言葉は「優美な女性」だと。なるほど、女性は好きな人ができると美しくなるっていうじゃない?カトレアのつぼみがほころんでゆくみたいに私も変わっていくわ、ってところでしょうか。

 

Love for your love  誰よりも今綺麗になりたい

Love for your love やさしさを あなただけに贈りたい

 

あなたに愛に対しての愛?わからん?あなたの愛へのための愛?

ま、とにかくだ。好きですってことだろ?

夢の中にまで出てくるほど恋しちゃったのよ。私の心を受け取って!ことでしょう。

 

そして!この間奏のガットギター!実はわたくし、先ほど15年ほど前にこの曲の良さがわかったと申しましたが、その際にこの曲弾きたい!って思いまして、ドラムマシンにドラムを打ち込んで、絶対音感のある友人を呼んできてシンセやらコーラスやらの音をとってもらったりして曲を録音しました。あの、コーラスも自分で歌って重ねたりしてね(笑)。

 

で、この間奏。当時ガットギターを持ってなくて。アコースティックやセミアコは持ってたんですけどね。どうしても他のギターじゃこの温かみのある音が出せないんですよ。そこでこの曲を録音するためだけにガットギターを買いに行きましてね(笑)

俗にいうエレガット。予算もそんなになくて、楽器屋で働いていた親戚に相談しました(;^_^A 「安いけど、これなかなかいい音するよ」と教えてもらったエレガットを購入。この曲の間奏をそのエレガットで弾いた時はうれしかったなあ。だから、この曲に思い入れがすごくあるんですよ。

 

Love for your love  新しい一頁が始まる

Love for your love やさしさを あなただけに贈りたい

 

「一頁が始まる」の「る」の発音。これが聖子節ですよ。え?節って言わない?まあ、まあ、聖子の聖子たる歌い方ですよ。ここの辺りの歌い方はほんとに聖子ちゃんが確立してきた「ザ・聖子」の歌い方なんだよね。

 

愛くるしくて、華やかで、甘えたところもあって。声の表情がコロコロ変わる。男ってこういうのに弱いんじゃないかな。振り回されるのよ。わかっちゃいるけどやめられない!ってね。

 

もう誰も止められないわ 走り出す風の中

私は私よ あなたのものよ

私は私よ あなたのものよ

 

「私は私よ あなたのものよ」 うーん、これまたなぞなぞですかい?「私は私よ」って、わかっとるわーい!って髭男爵のノリで叫びそうになる(笑)。私はあなたのために存在しているわ。ってことなんでしょうね。非常に内省的な歌詞です。

 

こういう落ち着いたオシャレな曲、好きなんですよね。しかし大村さんの編曲いいなー。凄いわ。聖子ちゃんも天才ですが、もう一人の天才、大村雅朗さん!なんて(てへぺろ

 

今日はこのへんで

 

ではまた

 

See You