なんちゃって音楽研究所

80年代音楽を中心になんちゃって考察をするブログ

私の松田聖子論 各論「Candy」4

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引用:集英社「明星1月号(1983)YOUNG SONG」より

こんばんはRamoonです。

コロナもあって厳しい世の中。元気を出していかないとね。

このブログで少しでも楽しんでいただけたら嬉しいのですが。

今夜もよろしくお願いします。

 

4  Candy

⑤ ブルージュの鐘

 作詞:松本隆 作曲:細野晴臣   編曲:大村雅朗

 

さて5曲目「ブルージュの鐘」。ブルージュ。あまりなじみのない言葉でしたよ、その当時は。今でこそベルギーの都市であることは察しがつくのですが。えーと、ベルギーの首都ってどこだっけブリュッセル?おー、調べたらあってた。ほっ。で、ブルージュって何があるの?何なに?昔のフランダース地方の美しい街。空高くそびえる中世の街並み、北のベニスと称される運河か。へーっ。ほーんと中世のヨーロッパのイメージそのものだー。

 

あらためて見るといいねー。こりゃ、女性はロマンティックでしょう。こんな街並み。旅行したらおもしろいだろうねー。で、今回の曲「ブルージュの鐘」いったいどんなお話でしょう?旅行にでも行ったのでしょうか。

 

アコースティックギターストロークから曲が始まります。うーん、なんだか広いところを歩いている気がする。コーラスが入り、鐘がガーンと鳴ります。なんか旅先かな?そんな予想をさせるイントロです。

 

運河沿いの可愛らしいホテル

向こう岸は 旧い教会ね

朝食には蜜のついたワッフル

一人なのよ 春のバケーション

Happiness 束の間の自由な時間

 

旧い街並みの石畳の上を歩く主人公が見えます。当時、睡眠時間が3時間ほどだったという聖子さんとダブらせてしまいます。束の間の休日を自由に過ごす。素敵なことです。運河の橋の上を軽い足取りで歩いているのが目に浮かびます。このギターの響きとドラムのゆったりとしたリズムが自由を感じます。

 

きれいな鐘の音

Ding Dong Ding Dong

青空に舞い上がるのよ

心のフォトグラフ映して

 

きれいな鐘の音かー。想像でゴーン、ゴーンて聴こえてきそう。お寺のグワーンて鐘じゃなくて、もっとライトなやつね(笑)こんな街並みで聴いたらロマンティックなのでしょうな。ヨーロッパかー。行ったことない( ノД`)シクシク…

 

ベレー帽のハンサムなおじさま

橋の上で景色描いてるわ

市場までの道をたずねたけど

だめね 英語 まるで通じない

身振り手振りなの 自由な旅ね

 

気ままな一人旅いいですよね。私は一人旅苦手でして。なんか寂しく感じるんじゃないかって思ってたんです。しかし!先日、初めてといってもいいくらい久しぶりに一人旅したんです!といっても長崎なんですけどね。気ままに一人で旅するのも悪くなかったです。意外とバタバタして寂しさ感じないですし。ただ、私が長崎の夜景を一人で見ている周りでカップルやら家族がワイワイ楽しそうにしてました。こういうとき、「綺麗だね」って言える相手ほしいですよね(´;ω;`)ウゥゥ

 

そして2番。ちょっと飛びまして

 

いつか雑誌のグラビアで見てから

憧れてた 旧い街並みよ

 

とあります。憧れてた街に春のバケーションで訪れたということです。特に失恋して、とかではないようですね。美しい風景画のような作品ですね。

 

細野晴臣さんが作曲されてるんですね。「天国のキッス」とか「ガラスの林檎」を作曲されていたと記憶しています。この曲が初めてじゃないですか?聖子さんの作品で。YMOのようなテクノ音楽のイメージがある方ですが、こういうアコースティックな曲も作られるとは知りませんでした。松本隆さんらとはっぴいえんどというグループをされていたとは知っているのですが、そこまでいくと知りません。1972年解散ですものね。すいません。

 

この曲は「Candy」でも感情とかではなく風景を描いた曲です。重くなく爽やかで軽やか。海外の匂いを感じる作品です。このアルバムに一味違うエッセンスを加えていますよね。

 

さあ、今夜もここまで。

また会いましょう

 

では