なんちゃって音楽研究所

80年代音楽を中心になんちゃって考察をするブログ

私の松田聖子論 各論「Candy」9

引用:集英社「明星1月号(1983)YOUNG SONG」より



みなさま、お久しぶりでございます。

何日ぶりなんでしょう?

帰ってまいりましたよん。

その間、曲作ったり、ライブしたり。

この歳になってバイクの免許を取ってツーリングに出かけたりしております。

まだまだ青春真っ盛りでございます!!

アクセル全開!

 

4  Candy

⑩ 真冬の恋人たち

 作詞:松本隆 作曲・  編曲:大村雅朗

 

さて、聖子さんのアルバム「Candy」もラストの曲、「真冬の恋人たち」。聖子さんの数ある作品の中でも好きな曲のひとつです。

 

シンプルなキーボードのメロディから入ります。もう、この音だけで苗場スキー場のゲレンデに雪が降ってそうだもんね。(昔、芸能人の冬のイベントって苗場スキー場でしたよね、(笑))昔は湖とかに自然にできた氷をスケートリンクにして滑ってたそうな。おそらくそういう場所なんでしょうね。

ま、場所はともかく、確かに硬い音で冬のキン!とした寒さを表現してて、また、空から降ってくる雪のリズムを感じますよね。

 

さて、歌詞を見ていきましょう。

 

冬の湖 氷の鏡に バックターンでポーズ決めるあなた

 

この一行でシチュエーションがわかりますよね。すげー。季節、冬。場所、湖。氷が張っていてそこでスケートしている。あなた、恋人。

 

おお、すんなり目に浮かぶがなー。

 

私知らない スケートはきらい

立っているのが やっとなんだもの イ・ジ・ワ・ル

 

これね、彼がバックターンできるほどの技量があるからかっこいいですが、

私もデートでスケート行ったことありますが、生まれたての小鹿のように震えてすべっておりました(;^_^A

私はさておき、彼女をほっておいて自慢げにすべっておるわけです。それを見て彼女はかわいく激おこぷんぷん丸なわけです。こんな娘いないよ。ファンタジーだ!

「何、ひとりで滑っとんじゃーい!」となりますがな。ふつう。よほどかっこいい彼なんでしょうな。

 

サウンド面では、「私知らない」からのベースラインがいいですよね。かっこいい。センス抜群。高水健司さんという方が弾いているとのこと。で、調べてみますとー。その風貌から「大仏さん」と呼ばれる、日本ポップスの名曲にこの人あり云われるほどの名プレイヤーとな。松田聖子さんの曲でいうとー。ワッ!「裸足の季節」もあるぞ!あの曲のベースめちゃくちゃかっこいいんだよなー。この人かあ。初めて知りました。すいません(;^_^A

 

えー、次。

 

「可愛いね、君」離れてるから

「ねえ ひとりきりなの」知らない人が声をかけるのよ

 

この曲の一番好きなところです。男性コーラスがセリフをメロディーに乗せて歌うわけですが、違和感なくさらっと聴けますよね。それでリスナーに、あ、ナンパされとんな、とわかるようにしています。

コーラスは杉真理さんと山田秀俊さんがされているようです。杉真理さん・・・どこかで聞いたような・・・あっ!ハイファイセットの「素直になりたい」を作詞作曲している人だ!あの曲大好きなんだよなー。シチズンの時計のCMでかかってた曲ですごく耳に残るフレーズだった。あと、「バカンスはいつもレイン」てのもあったなあ。グリコのセシルチョコレートだっけ。こんな人がコーラスやってんのか。すげーな。

 

しかしまあ、聖子さんはあいかわらずの透き通った歌声ですよねー。ここにきて少し大人になってきた声、しかしまだあどけなさも残る歌い方。さすがです。

 

ちょっと あなたはあわてて飛んできて

私の右手をつかむのよ

それでいいのそれでいいの

あなたが大好き

 

微笑ましいですなあ。異変に気付き、彼があわてて飛んでくる。漫画で描くと、彼女の右手をつかみながら「ぴゅーっ」と風とともに消えていってるはず(笑)。

彼も彼女を大切に思っていて、一生懸命なのがよくわかりますよね。その様子を見て、「それでいいの」と2回くりかえします。この2回くりかえすあたり、憎いですね~。彼女の心がほわーっと温かくなってるのがわかります。

そして、「あなたが大好き」と。あー、この誰かを愛する気持ち。素晴らしいなあ。どこへいったのだ。私には何もないぞっ!特に女子は恋する気持ちを忘れてはいけませんよー。恋は女子を綺麗にしますからねー。

 

さて、2番の歌詞となるところですが、ずいぶん長くなっちゃいました。最後の曲だけに次回に持ち越すとしましょう。

 

昨日から肩が痛いんですよー。左の肩はシップだらけ(笑)

気持ちは若くても身体は老いていきますなー。くーっ。

いやいや、まだまだ頑張りますよー。

 

では、また次回 See You