なんちゃって音楽研究所

80年代音楽を中心になんちゃって考察をするブログ

私の松田聖子論 各論「Pineapple」4

 

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今年もあと半月。早いなあ。

 

みなさんこんばんはRamoonです。

 

先日、重い荷物をいくつか移動してたんです。そしたら腰がこきっ、となりまして・・・。

 

気のせいだと、再度腰を曲げて荷物に手をかけると・・・。ち、力が入らん。

それに、い、痛い。

 

しばらくの間、じっとしてるとどうやら動けるようだ。ぎっくり腰ではなさそうだ。

ほっと胸をなでおろした・・・のが数日前。痛みは残ったまま・・・。

 

これ治らないのかなあ。なんて憂鬱な日々。

 

うーん、若くはない、と現実を軽く受け止め、「Pineapple」の4曲目いきましょう(笑)。

 

3  Pineapple

④LOVE  SONG

 作詞:松本隆 作曲:財津和夫 編曲:瀬尾一三

 

「LOVE SONG」愛の歌です。そのままの題名ですが、この曲、アレンジが素晴らしい。瀬尾さま、いい仕事しておられます。

 

個人的な感覚なんですが、小雨が降るような薄暗い天気の午後って感じなんですよね。なんだか寂しいんですけどそんな日もあっていいかー。なんて日あるでしょ。

 

特に予定もなくて、部屋の窓からボーッとアンニュイな時間を過ごしているような。

 

曲ですが、最初にアレンジがいいなあと思いました。アコースティックな導入。ピアノ、ギター。

イントロがいいですよね。7thのコードがアンニュイなムードを醸し出しています。

ギターのハーモニクスでしょうか?センスよく入ってます。

 

歌い出しですが、うまく歌うというよりは、セリフを言うかのように歌っています。

 

「あなたにあえなくて 淋しい夜には 元気でと小さく つぶやくしかない」

夜なのかー。私の感覚では午後なんだけどなー。ちょうど「ヤンソン’82 8月号」の「Pineapple」特集の写真のイメージなんだけどなー。

 

そして歌詞のとおり「つぶやく」ように歌っています。うまいなー。このあたり。表現が憎いです。わざとらしくないのです。あくまで歌の範疇でやってるのが聖子さんなんです。これで曲の世界に引き込まれていくのですね。

 

「ずっと愛してる」あたりから、歌唱力を発揮してきます。

「たとえ雨でも」前、ベース音からBm7→Cm7→C#m7の流れがいいですね。クッ、と感情が入ってきます。

 

「あーしーたーのー」ゆっくりとしたリズムでサビに入ります。ストリングスが広がり感を演出します。「忘れなさいと」のところのⅮ→C#→Bのベース音もいいですね。

 

「愛してる」の後の「I love you so」のコーラスが効果的ですよねー。少ないコーラスなのに必要不可欠なんですものね。「他には何もいらないの」に効果的につなぎます。感情が入りますよね。「My love」高い音ですが、きれいに歌っています。うまくまとまっていますよね。

 

「少しだけ不安が心を横切る」ゆれる恋心。これだけで歌詞になりますな。オヤジ世代にはもう忘れさられたワードですよ。しかしそれを聖子さまが演じてくれているのですよ。

 

と、まあ話は続いていくのですが、「恋する彼を待ち続けるのが私の生き方よ」という「待ち」の姿勢を貫くという生き方を表明して終わります(笑)

 

しかしこの曲も世界感が好きです。恋する心を思い出させてくれます。聖子さんだからできる仕事ではないかと。拍手。

 

曲はしっとりとしたアウトロで終わっていきます。ストリングスがいいですよね。フェードアウトも余韻を残す演出です。素晴らしい。

 

さて、今夜もここまで。

 

また次回

 

See You!