なんちゃって音楽研究所

80年代音楽を中心になんちゃって考察をするブログ

私の松田聖子論 各論「Candy」5

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引用:集英社「明星1月号(1983)YOUNG SONG」より

みなさんお元気ですかー?所長のRamoonです。

今日、初めてトランペットを吹きましたー。

ずっとやってみたいと思ってたんですけど機会がなくて。

難しいですねー、初心者には。

サックスは全く音も出なかったんですが、トランペットに関してはなんとか音は出てくれました(笑)

1時間ほど練習しましたが聴けたものではないですwww

 

人生、楽しみましょうね、みなさん。

では、今夜もスタートっ。

 

 

 

 

4  Candy

⑥ Rock'n roll Good-bye

 作詞:松本隆 作曲:大滝詠一  編曲:多羅尾伴内

 

それでは6曲目「Rock’n roll Good-bye」。

 

小さなお子様からおじいちゃん、おばあちゃんまで楽しめる紅白歌合戦。ここ何年も紅白歌合戦のあり方、なんてのが論議されたりしてますよね。そう、この80年代なんてのはちゃんと成り立ってたんです。演歌、歌謡曲、アイドル。ちゃんと共存してたんですよ。ひとつの場所でイベントをしても集まったお客さんは楽しめていたわけです。まあ、実際は「ちょっと退屈だなー。演歌のおじさんの歌聴いても感動しないしー。」と若者は思っていたでしょうし、一方で年配の方は「若者の歌はよくわからん。」となってたとは思いますが。でも成立してたんですね。

 

なぜ、こんな話をするかというと、どういった曲を作るかってやっぱり制作側は考えるんですよね。演歌や歌謡曲といっても、「年配の方だけじゃなく若者にも支持されるような曲を作りたい、いや、作らねば」とか。森進一さんや、五木ひろしさんの曲などは幅広くきかれていたんじゃないですかね。「冬のリビエラ」、「契り」など若者でも親しみやすい曲でした。同じようにアイドルも幅広い年齢層に支持される曲作りをしていたと思うんですね。

 

で、この「Rock'n roll Good-bye」。すごくわかりやすい「ロック」に仕上がっています。歌詞もかわいいですし。小さいお子さま、年配の人が聴いても楽しい。そういうところを考えて作られているのではないでしょうか。

 

最近、青森のアイドルグループ「りんご娘」の動画を見たんですが、彼女たちの良さは「都会に出てしまう」のではなくて地元で活動して、地元の幅広いファンを喜ばせているところと思うのです。グループの一人、王林さんは本心かどうかわかりませんが、「東京に出るのが目的ではない。」と言っていました。グループのメンバーも青森訛りをあえて変えないし、その信念みたいなものをなんか応援したくなりますよね。

 

前置きが長くなりましたー(笑)

曲の方にいきましょうか。

 

悪いけど行くわね

バスが待ってるから

そんなにマジに 見送らないで

深刻ぶるのは 趣味じゃないのよ

都会に風に

ちょっぴり飽きただけ

 

昔、「ヤンヤン歌うスタジオ」って番組があったんです。アイドルがたくさん登場して、コントをしたりドラマやったり、歌を歌ったりするTV番組でした。この歌詞を読んでたら、その番組のコントでやりそうな内容だなと思っちゃいました。少しおちゃらけてカッコつける、みたいな。この曲はそういうコンセプトなんですね。きっと。

 

わりと男前ね 彫が深くってね

別れ間際に 気付いたりして

鞄が重いの 手がしびれそう

最後まで気のきかない誰かさん

 

しかし、軽い内容ですよね(笑)

高田純次さんぐらい軽い。「こんにちは、ロバートでにーろです」ってなりそう。

わりと男前ねって別れ間際に気付くんでしょ。どんだけ浅い付き合いやねん、と。いや、彼女は付き合ってたと思ってるだけで、交際自体成立してない関係かも( ´∀` )

からしたら、「は?何言ってんの?」みたいなwww

 

Bye-Bye-Bye

Rock'n roll Good-bye

洗いざらしのシャツで

Bye-Bye-Bye

Rock'n roll Good-bye

消えるわね

陽気な涙も 時にはいいわ

あなたのこと絶対に忘れない

 

この曲はこういうノリの歌詞がハマるのです。たくさんの仕掛けがあって2番になると効果音が出てきます。えー、バンジョーの音や紙テープの投げる音、シュルルルって音ね。あと、バスのクラクションの音とか。曲のテープの逆再生の音もあったな。「むすんでひらいて」を思い浮かべるような間奏であったり、終わったなと思ったら、「ドン」って音が入ったり。確か聖子さんもラジオの中で、「効果音とか楽しい曲なんです。」って紹介してたなー。

 

で、この曲は次の曲「電話デート」との良いコントラストになっています。次の曲の繊細さ、しっとりとした雰囲気を際立たせているのです。この辺りもよく考えられています。次の曲がさらに味わい深いものになるんですね。この曲との流れでぜひ一度聴いてみてください。

 

はい、今日はここまでです。

また、次回お会いしましょう。

それではまた。

 

Bye-Bye-Bye

ロックンロールぐっばーい!ということで(笑)