私の松田聖子論 各論「Pineapple」6
みなさまお元気ですか。
所長のRamoonです。
昔に記事を振りかえってみますと・・・。
およそ考察といえないものばかり。
反省してます。
今夜はしっかりと考察するぞ!
おーっ!
3 Pineapple
⑥ピンクのスクーター
確かこの曲は、アルバム、LPのB面の1曲目。LPってわかる?でっかーい、黒ーい円盤。今じゃ知らない人もいるよね。A面、B面てあってね、その円盤の裏と表に音楽が記録してあって、ひっくり返して聴くのよ。そんなめんどくさい物、というなかれ。聴くのが大層だからこそ、ありがたみもある、ってものよ。なあ、さくら~。
で、この曲は裏にひっくり返して1曲目なわけです。A面の「P・R・E・S・E・N・T」同様、どんな曲が始まるのかドキドキ、ワクワクなのですよ。すると、エレピとともに美しいハーモニーから入ってくるじゃないですか。くうーっ!川平慈英が唸っちゃうじゃないの。この曲書いたの誰?とみると原田真二さんじゃあーりませんか。やっぱりね、書く世界が独特よね。ま、この時点ではイントロだから編曲者を称えるべきところだよね(;^_^A
ともあれ、最初のイントロのハーモニーからして「やられた~」ってなるわけですよ。コーラスの歌詞はなんて言ってんの?Hello good‐day sunshineってか。おお、なあんてさわやかなんだ~!そこには、どよんとした不健康な心などあらへん!ピュアな女の子がおるだけなんですわ~。と、時を戻そう(By ぺこぱ)
ちょっとあやしいのよ 電話してこない
しゃくにさわるけれど気がかりな恋ね
軽快なシャッフルのリズムにのって歌い出します。ほほう、彼が最近連絡してこないとな。後ろで電話のコール音鳴ってんじゃん。「何回もかけてんのに、このガキャー!」と怒り心頭なのね。そりゃけしからん。しかし、「しゃくにさわるけれど」がいいねー。気が強い子なんだろうね。「たいていのことは気にしないわ。でも、あなたのことは気になるのよ~!もう!」という言葉が隠れているよね。
突然に部屋を訪ねようかな
おお、強制家宅捜査にでるわけですな。そりゃ思い切ったことをしなさるのう、お嬢さん。もし、そこに他の女性がいたら修羅場ですな。ここのメロディは、「よし、モヤモヤしててもしかたない!行くわよ!」なーんて声が聞こえてきそうな展開です。「訪ねようかーなー」の「なー」の表現!思い立ったはいいけど、これでいいのかな?⤵って迷いのニュアンスが出てる。ここ!聖子ちゃんが天才といわれるところですよ!あたしゃ悶絶っ!
ピンクのスクーターで 緑の街を駆け抜け
スカートをなびかせて あなたの胸に走るわ Good‐day Sunshine!
うむ。さすがサビです。トントントンってリズムに軽快に乗って走ってるスクーターが目に浮かぶじゃないですか。「駆け抜け」のところの拡がり感。コード進行なんですかね。ここ、センスありますよね。緑の街、おそらく公園かなんかがスクーターの背景にあるのでしょうな。ピンクのスクーターがその背景の中を駆け抜けていく、彩りあざやかなそんなシーンが見えます。「あなたの胸に走るわ」気持ちだけが先走るのね。会いたい!それだけなのよ。がんばれ!主人公の聖子ちゃん!
陽炎の坂駆けのぼったら 世界中が輝いたの
ずるいなあ、この締め方。かっこいいですやん。坂をのぼって行ったんですよ、ピンクのスクーターが。で上り切った坂の上。高いところだからパッ、と視界が広がったんでしょうな。憶測ですが、坂の向こう側は港街なんですよ。キラキラ海がきらめいている。そう!エースをねらえ!のあの街のように!おそらくカモメが飛んでる(笑)
輝いたの~って言った瞬間、バックの演奏は渦巻のような旋律に。そして最初のイントロへもどる。にくいね~三菱。(杏ちゃん談)
そしてまたあのコーラス。美しい。なんぼでも聴いてられる。男のコーラスでゴツゴツしてないって素晴らしいじゃないですか。
わざと冷たくして わたしの気ひくの
それがいつもの手と知りながら走る
なんとな。そんな手など使ったことなどないぜよ。そないな手があるのか。イケメンなのか?やはりそやつは。そうであろう。そうに違いない。わたしも、そんなこと、して、みたーい!(´;ω;`)ウゥゥ
うわー。そんなかっこいい男になりたいわー。わたしなら、慌てて電話とるけどな!
もとい。
よく来たね。そっけなく言うかしら
松本隆さん。いいわー。「よく来たね」と、セリフが入ってるんですよ。男の姿が目に浮かぶじゃないですか。高身長でやさしそうな彼なんやろなー。ガツガツしてなくて夢があって、それを追いかけてて、彼女にかまう暇もなく・・・。みたいな、そないな男性。
ピンクのスクーターで 緑の街を駆け抜け
ホーンをひびかせたら やさしい手で抱きしめて
さあ、結果やいかに!そう、まだ彼女は男性宅へは到着しておりませぬ。すべてスクーター上での妄想なのであります。うむ。心配だ。いや、きっとハッピーエンドに違いない。そーんな余韻も残しつつのフェードアウトなのであります。このフェードアウト。緑の街をバックに聖子ちゃんの乗ったピンクスクーターが消え去っていくシーンが目に浮かぶ。そう、カメラがグーンと上空にパンしていき、引きの街全体の画になるような。
少女漫画の世界感かなー。好きですよー。とても初々しい。さわやかだ。聴いていて微笑ましい。ああ、筆者も中学生にもどりたいっ!ま、永遠に中二病ですが・・・。
今夜は以上になります。
では、また。
See You!