なんちゃって音楽研究所

80年代音楽を中心になんちゃって考察をするブログ

私の松田聖子論 各論「SQUALL」4

f:id:brooki:20190503100705j:plain

みなさんこんにちは Ramoonです。

 

1980年代、よく振り返るようになりました。歳のせいですかね。

このブログで80年代を取り扱っているのは、このブログを読んでくださったみなさんの心が少しでも古き良き時代を思い出し、和んで欲しいなあと思うからなんです。

この、春の陽射しのように。

 

さて、今回は各論4回目となります。よろしくお願いいたします。


 

1  SQUALL

(4)トロピカルヒーロー

 作詞:三浦徳子 作曲:小田裕一郎 編曲:松井忠重

 

おもしろい曲ですね。最初のフルートのメロディが印象深い。どんな曲が始まるのかと聴いていたら、おっ、まさかのレゲエ調。この展開の受け止め方はリスナーに委ねられてるのかな。

 

歌詞の内容はいかにもアイドル曲。「恋の波に乗ってみないか~」今の時代で聴いてしまうと「笑わそうとしてるの?」となるでしょうね。いや、これは80年代では、れっきとした恋の曲なのです。

 

サビ前の「あなたのせいなんです。」の持っていき方は、狩人「あずさ2号」の「きっと私を 変えてくれると思いたいのです」の持っていき方ですよね(笑)。

 

驚いたのはサビです。「トロピカル・ヒーロー, Yei Yei」70年代のアイドル曲の定番的な言葉の響きノリ一発!って感じですよね。

 

サビ裏のストリングスが美しいです。しかし、どうも落ち着きません。サビ終わりからイントロのフルートへ戻るとホッとします。何だ!この不思議なテンションは。

 

リズムのノリ、かっこいいです。ウン・チャカ・チャカが心地よいです。首でリズム取っちゃいます。

 

アルバムの中でも異質なものを狙った感があります。当時の歌謡曲の中でも違ったものを狙っていったような。サビの印象が強いので、当初は幼稚な曲を聴いたように思うのですが、この曲は聴いた後、数日後に効果が出てきます。「トロピカル・ヒーロー Yei Yei 」と口ずさんでいるはずです。そして、「うわっ、やられた!制作側の意図にまんまと引っかかってるじゃないか!」となるのです。

 

みなさん、これなんです。

総論でも申し上げましたが、これが意欲作なのです。挑戦的なアルバム作りなんです。

 

うわっ、何?エンディング付近むちゃかっこよくなる。何なんだ~。この曲は~?

ギターの入り方、旋律。かっこいいな~。

 

ここを狙ってるんですかね。わざとアイドル曲っぽくしてるだけで、ホントはこんなこともできるんだよみたいな。小憎らしいですねー。スタッフのみなさん!スタッ、フ~(狩野英孝風に)

 

 

今回は短いですが、以上です。

少し短いですが、これに懲りずまた来てくださいねー。

では、また。

 

See you