なんちゃって音楽研究所

80年代音楽を中心になんちゃって考察をするブログ

私の松田聖子論 各論「North wind」6

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引用:集英社「明星2月号(1981)YOUNGSONG」より

 みなさんこんばんは所長のRamoonです。

最近、所長であることを忘れ、言葉づかいが乱れていることを反省しております。

そして内容の濃さも日によって違いますよね(;^_^A

 

元気に今夜も参りましょう!

 

2  North wind

⑥Only My Love

作詞:三浦徳子 作曲:小田裕一郎 編曲:信田かずお

 

この曲はラジオ番組「夢で逢えたら」のオープニング曲でした。このイントロが流れると「ソニーナイトスクエア~」って男の人の声(確かアナウンサー)が入ってくるんです。そして、「松田聖子 夢で逢えたら」って聖子さんの声がして、歌が始まるんですよ。で、しばらくしてリスナーさんのハガキを読み始めるという一連の流れでした。

 

もうこれはね、一生忘れませんよ。なんだろ、私の宝物といってもいいかな。一番多感な年ごろで、毎日楽しいことばっかりだったし。この曲を聴くとその頃にフラッシュバックするんだろうね。

 

こういう壮大な曲って聖子さんの曲であまりないですよね?和田アキ子さんの「あの鐘を鳴らすのはあなた」にあたるような曲だと思うんです。聖子さんの「ソウル」です。

 

さて、曲ですが、ストリングスとピアノのしっとりとしたイントロで始まります。美しい美しい心が安らぐメロディです。少し間があいて、ドラムがドコドンって鳴って「You are only my love~」と続きます。「あなたと今この道歩いていきたい」のところが高音でかなり声がきつい感じですが歌いきってます。すごい!この一生懸命なところがこの曲の魅力であります。

 

年齢というか歌声というか、曲の壮大さに比べると少しあってないような気もするのですが、そのちょっと背伸びしてるような感じがいいじゃないですか。

 

間奏のギターソロも耳に残るメロディです。ハモるツインギター。いいですよね。ストリングスのメロディと巧みに絡む美しくも感情のこもったお気に入りのソロです。後半の張りのあるメロディがソウルフルで好きです。

 

最近のハモるギターでは、BABY METALの「No rain  No rainbow」のツインギターソロが記憶に残ってますね(あ、関係ないですね(;^_^A)

 

しかし、サビ前の「おっほ、ほっほ」っていうのはどういう意図なんでしょうか。洋楽っぽく「OH ho ho ho」ってことなんですかね?おもしろいですけど。あ、歌詞はそうなってる。てへ。

 

「そうよ、プライド捨てても 欲しいと言える それが若さの力よ」っていい歌詞ですね。歳をとるとプライドばっかし高くなるからね。

 

あ、こうも言ってますね「そうよ あの時大人の愛であなたを抱きとめればよかったの」って。そう、若い時って嫉妬したりして、喧嘩したりしてね、自分の未熟さがほとほと情けなく感じたりするんだよね。後々になって、大人の心で考えられたら良かったのにって反省するんですよ。

 

アウトロも余韻の残る終わり方です。

聖子さんにしてはめずらしいソウルフルな曲でございました。

 

それではまた次回

 

See You