なんちゃって音楽研究所

80年代音楽を中心になんちゃって考察をするブログ

私の松田聖子論 各論「Pineapple」3

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こんばんはRamoonです。

日が暮れるのも早くなりました。

なんだか人恋しくなりますね。

 

今夜もしばらくのお付き合いを

 

 

 

 

3  Pineapple

③ひまわりの丘

 作詞:松本隆 作曲:来生たかお 編曲:船山基紀

 

さて、3曲目「ひまわりの丘」です。

当時もそうですが、この曲だけ違和感がありました。なんだか学校の教科書に出てきそうな曲だな、と。「く・ろ・いー、ちいさなラ・ジ・オー」と行進して歌いそうな。曲調は明るいのに歌詞は遠い昔の彼の思い出を歌ってる。どう受け止めようか。

 

歌詞と曲はどちらが先だったのでしょう。曲なのかな?メロディーに歌詞を入れたのかな。歌詞と曲のバランスに少し違和感。

 

別れた彼を忘れるまで時間がかかった。勇気を出して大好きだった彼との思い出の地を訪ねて自分の気持ちにケリをつけよう、と。だからわざと明るく、行進曲のような要素があるのかな。

 

最初のピアノ。少し小さめの音量です。

ゆっくりとひまわりの咲く丘へ向かって若い女性が上ってくる風景が見えます。夏の陽射し。

 

歌が始まると、過去の二人が歩いているセピア色の画になります。黒い小さなラジオを耳に当てて歩く彼。その横に主人公。

 

この曲の行進曲のようなリズムはトコトコと歩いている感じを表現してるのですね。

 

歌詞に「白い夏のイメージね」とありますが、夏の強い陽射しを感じますね。ジリジリするような。

 

「入り江はエメラルド 風が吹きぬける」で、その夏のジリジリ感にさわやかな風と透明感のある色彩を入れるところはさすが松本隆先生でございます。

 

「あなたのつけていたヘアリキッドの香り」ヘアリキッドといえば資生堂「BRAVAS」ですよね。違う?昔、通ってた理容室に置いてあったな。散髪の最後におじさんが毎回「ヘアリキッドつけはる?」って聞いてくる。当時中学生だった私は「け、結構です。」って返したっけ。懐かしい。

 

今の若い人はヘアリキッドって使うの?てか、知ってる?(笑)

もしかしてオジサンワードか!

 

ともあれ、「もう泣かないと約束するわ 空を見上げて咲く 花のように」と締めくくる。そう、世の乙女たちよ。失恋してもこの曲のように明るく生きるのだ!

 

いや、だいたい未練がましいのは男なんだよね(笑)。女性の方が立ち直り早い。経験上(笑)。

 

というわけで、今回もありがとうございました。

また次回お会いしましょう。

 

See You