なんちゃって音楽研究所

80年代音楽を中心になんちゃって考察をするブログ

私の松田聖子論 各論「SQUALL」1

 

 

f:id:brooki:20190503100705j:plain


みなさん こんにちは 所長のRamoonです。

 

近頃、定額音楽配信サービスなるものが定着してきてるんですね。

所長たる私はまだTUTAYAにお世話になっております。しかしながら現代の若者たちは

配信で音楽を手に入れるのだとか。すみません。化石人間で。昔はLPと呼ばれる大きな円盤を収納するためのケースに描かれたジャケットも大切なアートでしたし、音はレコードプレーヤーで聴くほかなかったですからね。今や、音もジャケットもすべてデジタル上が普通なのですから。

 

おっと、冒頭から逸脱しましたね。今日もしばらくのお付き合いをお願いいたします。

 

さて、今回からは各論へと進んでいきます。

 

 

 

1 SQUALL

 

記念すべき一枚目のアルバム「SQUALL(スコール)」。

これは歴史的な一枚ではないでしょうか。大袈裟ですか?

総論でも書きましたが、まだまだ粗さを感じるボーカルなのですが一生懸命歌っているところがまた貴重です。それを聴けるのは1stならでは。

この若きアイドルが日本を席捲していく出発点となるアルバムなのです!

 

 

 

それでは、まず1曲目。

 

(1)南太平洋~サンバの香り

  作詞:三浦徳子 作詞:小田裕一郎 編曲:信田かずお

 

 波音のSEから来ましたよ~。うわ~。テンション上がります。

1曲目からサンバですか。うむ。アイドルのアルバムらしくさわやかにリスナーを導くわけですね。軽快なリズムで身体が自然と動き出します。イントロのフルートがいいですね。信田かずおさんがTOTOのような洋楽をイメージして編曲したと言われてたので、「Georgy Porgy」のフルートあたりから着想していたのかもしれませんね。

 

左にシングルノート、右にコードカッティングでギターが小気味よくリズムを刻みます。「にぎわう 夕暮れの海カーニバル」と第一声歌い始めるのですが、「夕暮れの海」のメロディが上がっていくところは飛んでいってしまうんじゃないかと思うくらいです。プレイボールがかかって最初に投げた球がホップしすぎてバックネットに突き刺さる!みたいな。「ドカベン」の世界ですね(;'∀') いやー、見事な第1球ですよ。

 

全体的に高音の部分でリミッター(機械的なものでなく、歌う力という意味で)をかけずに思い切り歌っている感じで、これが1stアルバムのいいところです。監督に「思い切り投げてこい!」と背中をたたかれてマウンドに上がっているようでしょ?(どうしてこう、ピッチャーに例えるのか!すいません。)

 

声質は透明感がすごいですね。18歳という年齢のみずみずしさが溢れんばかりです。

低音部分のビブラートがかわいらしい。急にアイドルになって、レコーディングしますよってなって、はい!マイクに向かって歌って~。だと思うんですよ。めちゃ頑張ってるんだと思うんです。そう思うとかわいくて仕方ない!

 

間奏のギターソロはスティーブ・ルカサーぽいですよね。「Georgy Porgy」のギターソロの入り方に似てます。このサンバのド派手な明るさから渋いギターソロに入っていく。うわー、かっこいいよね。そして、また明るいサンバに戻るんですね。プロの技ですよね。

 

アウトロはキーボードソロでフェードアウトです。4:00の曲なんですが、短く感じるのです。不思議ですねー。もっと聴いていたい。そんな余韻を残しながら次の曲へ・・・。

 

 

 

いかかがでしたか、「私の松田聖子 各論」

 

こんな感じで進めていきますよ。

 

またのお越しをお待ちしています。では、また。

 

 

See you