私の松田聖子論 各論「SQUALL」10
いよいよ「SQUALL」ラストです。 こんばんはRamoonです。
ああ、最後だ~。
では、いきますよ。
1 SQUALL
(10)潮騒
アルバム最後の曲「潮騒」。ニッポン放送のラジオ「夢で逢えたら」のエンディングテーマ曲です。この曲が流れると、ああ~もう番組終わりか~と思ったものです。イントロが流れてくるとあの頃の思い出が蘇ります。
ネットで他の人のブログを見ていても同じようなコメントをされている方をよく見ます。みんな同じような時代を生きていたんだなあ、と親近感を覚えます。
当時、ラジカセというものさえ持っていなかった私に、父が買ってくれるというので喜んで近くの電気屋さんに。うれしくて店内が輝いて見えたものです。ソニーの縦長のモノラルのラジカセを買った記憶があります(少し遠慮してステレオではない)。他に父に買ってもらったこともあまり記憶がありません。それで、毎週「夢で逢えたら」を録音していたものです。
その番組のエンディングソング。思い入れもあるかもしれません。
さて、イントロしっとりとしたリズムで入ります。この最初のフレーズが印象的です。
「愛は水辺に映る 夢ね」このアルバムで一番歌詞が入ってくる曲です。スローなナンバーということもありますが、メロディーと歌詞が綺麗にシンクロしています。エレピのオブリが気持ちよく入ってきます。
「人は美しい明日を 待っているの Dreaming tonight」日曜日の夜遅く、番組が終わり、「楽しいことも終わった~」なんて気分のところに明日もいいことあるよ~と受け取ったものです(歌詞の流れとは違いますけどね)。
歌詞の詳しいことは申し上げませんが(なんでやねん!)、「波が寄せるたびに あなた思い出すの~」ここの部分切り取っただけでも風景が目に浮かぶようです。夕陽で真っ赤に染まった浪打際に立つ聖子さん。少し引きの画で、波が寄せては返して夕凪の風がやさしく吹いている。
歌詞をしっとりと歌いあげています。音域も無理のないところなので聴きやすく子守歌になりますよ。
「Dreaming tonight こんな夜は 抱きしめて」はいはい、抱きしめますとも!多くのファンがそう思ったに違いありません。そしてまたイントロのフレーズに戻ります。
このフレーズがせつないのです。この曲のキモですね。
うーん、名曲ですよね。ファーストアルバムのラストにふさわしいじゃあ、あーりんせんか!
この曲を聴くだけでもこのアルバムがいかに優れているかがわかります。「抱きしめて~」語尾の音をあげてもう一回つないだり、イントロのフレーズをエンディングで何回も繰り返したり。構成もよく考えられてますよね。
ああ、いい曲や~。もう何十年も前の曲なのに・・・。
いかがでしたか今夜のなんちゃって音楽研究所。
今夜は以上となります。
また次回お会いしましょう。
See you・・・